
基礎コンクリートを打つための穴掘りで汗だく
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健康的な環境と健全な社会発展に寄与することを目指す当協会の活動の一つに、国際協力青年ボランティア隊の派遣があります。隊員たちは、奉仕活動を通して国境を越えた人との出会い、文化との出会い、自然との出会い、自分自身との出会いを実現します。その活動も、2000年以来すでに7回を数えます。各隊は健康な青年 男女十名前後から構成され、約3週間の日程を持ってパンタナール、チャコ地方での労働奉仕、文化スポーツ交流、植樹と環境問題の 実践学習、釣りと自然観察、文化機関等への表敬訪問、イグアスの滝へのミニ観光を含み、心も体も、一皮もふた皮も剥けて家庭に帰ります。

コンクリート用の砂をふるう作業
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第一次隊(2000年)は、ボケロンのコミュニティの小学校設備の建築作業を行いました。この時から日本のボランティア青年と地元の青少年とが
まったく一緒になって作業することが自然に行われてきました。誰に誘い掛けなくても皆が喜んで、玉の汗を流しながら働くことを通して
一体感が生まれます。お別れの会では互いに名残惜しく、小学生たちはローカル色たっぷりの歌とダンスをプレゼントしてくれます。
第一次隊は、交通手段も整備されておらず、寝室のない貨物船に乗って、夜はデッキで眠りながらの旅でした。

タコ落としで校舎の土台を固めます
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第二次隊(2001年)は、エスペランサの小学校の補修作業をしました。国家と自治体の手で二階建て校舎の建設が着手されていたものの、予算不足で一階部分と階段が作られていませんでした。
そこで、一階部分とその内装工事を青年ボランティア隊がきちんと仕上げ、学校が正常に使える状態になりました。また南北米福地開発協会会長で、
レダ基地の指揮をとっている神山威会長自身の手で、美しい黒板が新しく作られ、学校に贈呈されました。エスペランサとはスペイン語で
「希望」という意味ですが、極度の経済的貧困から来る諸問題に悩む住民たちに、遠い東洋の国から来た青年たちの熱心な労働は、一つの希望の火を灯しました。

どんな場所でも熟睡しました
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第三次隊(2002年)から、女性隊員も参加するようになりました。作業は、前年に補修したエスペランサの校舎の床をコンクリート化することです。
前年と同様に、地元の主婦たちが準備してくれた食事をいただき、川の水で顔と体を洗い、
現地の円穴式トイレで用を足し、教室の床に毛布を敷いて眠りました。毎日作業奉仕の終了後に行われるスポーツやダンスに言葉の壁は問題ありません。
労働奉仕と交流プログラムとはワンセットで、このプロジェクトの意義を実現しています。相互恵沢事業の好例とも言えます。

初めて折ったオリガミを持って(ディアナ旧校舎前にて)
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第四次隊(2003年)は、ディアナの小学校の新築工事に作業奉仕をしました。

インディヘナの妹ができました
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この年、初めて40歳台の青年(?)も2名参加しました。 この二人は隊の帰国後もさらに40日間レダ基地に滞在して、作業奉仕をしました。
ディアナの学校は開校以来25年間使ってきた校舎の
傷みが激しく、教師たちよりその修復を依頼された神山会長が学校の視察に訪れた際、新しい校舎を建設して贈呈することを決められました。
この年は、米国からも青年のボランティアチームが来て、学校の基礎工事に貢献してゆきました。
第五次隊(2004年)は、エスペランサの中学校新設工事のうち、基礎工事と床のコンクリート打ちに携わりました。

卒業したら、新しい中学校に行くぞ!
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だっこして! おんぶして!
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現地労働者に混じって、スコップによる穴掘り、砂利、砂、セメント、レンガなどの建材運びなど、全員が汗だくになっての肉体労働を通し、自己の限界に挑戦し続けました。現地小学生たちとのスポーツ、歌、折り紙教室など、人と人とがしっかりと向き合わざるを得ない交流を通し、自分自身の強さ、弱さ、甘えなどを鋭く見続けたボランティアが多く見られました。ニュース2004年9月号もご覧ください。

気合を入れて、腰を入れて!
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大人気の英語教室
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大受けした日本のゲーム
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村が始まって以来の慶事ということで
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第六次隊(2005年)は、カトルセ・デ・マジョの小学校の新築工事で、第5次隊と同様の作業に携わりました。カトルセ・デ・マジョは、それまでで最も貧しい村です。
村で最良の家屋とされる家がボランティアの宿舎として準備されていましたが、隙間だらけで夜は多くの蚊が出入りしました。
しかしボランティアたちは終始明るく、元気に、逞しく活動し、住民にも感動を与えて行きました。ニュース2005年12月号もご覧ください。

女性隊員たちの宿舎(ヤシの家)
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雨、風、虫、が通り抜けていました
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休憩時間はこのように
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スポーツの輪はどんどん大きくなります
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日本の歌も教える、日本語入門教室
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先住民子女の学校に文具をプレゼント
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第七次隊(2007年)は、フエルテ・オリンポ市において、植樹活動をしました。「環境」と「教育」の両面からの国際協力としては新しい試みですを。これについては、ニュース2007年10月号もご覧ください。
若い新市長ガジャゲール氏を筆頭に、地元の生徒と父母および一般市民が自発的に協力してくれ、結果的に市と当協会との共同プロジェクトになりました。樹種は相談の結果、成長が速く、強健で有用性の高いニームとし、当協会で実施日にあわせて苗木を準備しました。市を横断する大通りに街路樹として植えましたが、やがて木が育って美しい快適な道になることでしょう。
日本の青年たちは、覚えたてのスペイン語、ボディランゲージと笑顔でもって、チームを組んだ生徒たちと共に、願いを込めながら一株ずつ丁寧に植えて行きました。泥水で手を汚しながらの作業は、飾り気なく純粋な交流にはもってこいです。この植樹活動は口コミとマスコミにより、徐々に全国に知られて行っています。

笑顔でコミュニケーション
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植樹完了!
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市庁舎に時計を贈呈
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第八次隊(2008年) は、先住民コミュニティーのエスペランサ村において、植樹活動をしました。ここは、第五次隊が中学校舎の建設に玉の汗を流した村です。前年のフエルテ・オリンポ市における植樹活動を見た人々が、次は自分たちの村へ、と誘致してきました。

みんなの力で 学校の中も外もきれいになりました
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日本の青年と地元の生徒数人が小チームを作り、村の船着場から村内を貫くメイン通り沿いと、村の真ん中にある大広場に、ニームの苗を植えました。この木が育てば、住民に涼しい木陰を提供するのはもちろん、種子、葉、小枝など大いに活用することができます。やや殺風景な村の風景も豊かな緑に様変わりするでしょう。
植樹、文化交流、スポーツ交流、文具のプレゼントなどとセットになった、このような地元自治体との共同プロジェクト方式は、これで当地域に定着した感があります。汗を流しつつ土いじりをすることを通じ、青少年たちは自ずと人間の内外の境界を越えて成長します。
日本青年ボランティアは、帰路レダ基地でピラニア釣りや乗馬を体験します。さらに、イグアスの滝やイエズス会宣教遺跡を見学し、アスンシオンでは新聞社を表敬訪問し、各人の若き日に鮮明な体験を得て行きます。

ビシッと真っ直ぐに植えます
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ぼくの新しい兄弟分たち
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村のメイン通り
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第九次隊(2009年) は、同じく先住民コミュニティーのディアナ村において、ニームの植樹をしました。ここは2003年、第四次隊が小学校舎の建設に汗を流した村です。その年に贈呈された校舎は、多少塗装が古くはなりましたが、今でも清潔に使われています。ボランティアたちは、先輩たちの足跡を見ながら、植樹の合間に校舎のペンキを塗り直しました。

閉会式に、村人が大勢詰め掛けました
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今回は、運動場を含む学校敷地を取り囲むようにニームの苗木を植え、さらに村を縦断する大通りに沿って500株を越える苗木を植えました。日本青年、地元教師、生徒、カシケ(共同体の長)の協力の賜物です。マウンド作りのための穴掘りは、土が固くて大変な時間と労力とがかかるので、予め村の男性たちが準備しました。日本青年たちも体験のため、いくつかの植え穴を掘りましたが、筋肉をかなり酷使したようです。未来を作る仕事は、生易しくありません。
穴には培養土を詰め、盛り上げたマウンドに浅植えします。最後に水をかけて根元を落ち着かせ、チーム全員が大声で「ビバー!」と叫ぶのが今回の特徴です。これは「ビバおじさん」こと、引率の柴沼事務局長が盛り上げたものです。日本青年たちもギター、歌、踊り、イラスト、球技、ゲームなどで多彩に少年少女たちと交流しました。こうして各人が自分の特技を活かせるよう、必要なアイテムを携行するよう勧めています。

川から水を運ぶのが追いつかない
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みんなの手で愛を込めて
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ビバー!! Viva!!
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プレゼントの中身は文具とお菓子です
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日本のテレビでも放映されました
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弟、妹たちをさっそうと率いて
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隣接するバイアネグラ市の市長も来て、来年はぜひ私たちの市に来てください、とのことです。ボランティア一行は、イグアスの近くのシウダ・デル・エステ市においても、地元高校生たちと共に植樹運動に貢献し、市長と教師、生徒たちから熱い歓迎を受けました。
これらのプロジェクトに参加した日本の青年も、米国の青年も、母国から極端に経済落差のある世界に飛び込んで、さまざまな出会い、発見、内省の貴重な体験をしたことを感謝し、故国のコミュニティで家族や友人たちに誇らしく語っています。「真実の愛を探求しながら、人生を考えていく契機として、この「国際協力青年奉仕隊」に参加できてよかった。」という言葉が、参加者たちの書いた感想文から読み取れます。
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